山陰道の全線開通を見据えて、県土整備部は2019年度から倉吉市街地と山陰道はわいICを結ぶアクセス道・はわいバイパス(湯梨浜町)の建設事業に着手する方針を固めた。国道179号の代替ルートとして現道西側を通過させる概略ルートは延長2・5`。26年度までの総事業費31億円。
国道179号沿線は宅地化が進行しており、小売店や飲食店も多く建ち並び湯梨浜町内で最大の市街地を形成している。
しかし、通過交通量が多いため渋滞や交通事故を引き起こし、交通上の支障を来している。
このためバイパス化によって交通を分散するほか、はわいICへのアクセス機能を向上させる。
概略ルート案は、同町田後「田後西交差点」を起点として天神川右岸に沿って北上。住宅地や北溟中学校を回避し、天神浄化センターの南側を抜けてIC手前で県道羽合東伯線に接続させる。延長2530b、幅員6・5(11・0)b。事業期間は19年度から8年間。
同部では今年度末の都市計画決定に向けて手続き中で、同時に今月24日から議論が始まる公共事業評価委員会に事業計画を諮問する。
同部は「山陰道から倉吉市街を結ぶ玄関口になる道路。評価委で事業の必要性が認められれば、来年度に事業化して測量や調査設計に入りたい」(道路建設課)と話している。
日刊建設工業新聞