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建設新聞社
2018/08/21

【東北・宮城】建築は61.8億余で大成JV/石巻市複合文化施設の新築工事3件

 宮城県石巻市は20日、制限付き一般競争により石巻市複合文化施設(仮称)の新築に係る建築・電気設備・機械設備工事の3件の入札を行った。
 全て1落で、建築は61億8180万円で大成建設・丸本組JVが落札。入札には同JV、竹中工務店・豊和建設JVが参加したほか、戸田建設・遠藤興業JVが無効となった。予定価格は66億4500万円、最低制限価格は61億8118万6158円だった。
 電気設備は、8億0050万円で東光電気工事・エスディ佐藤電気JVが落札した。参加者は2JVで、ユアテック・北上電設工業JVは失格となった。予定価格は8億6370万円、最低制限価格は8億0014万7944円。
 機械設備は16億6700万円で朝日工業社・山下設備工業JVが落札。入札には同JVのみが参加した。予定価格は16億6780万円、最低制限価格は15億5257万8520円だった。
 いずれも、仮契約後の議会承認を経て本契約を結ぶ。
 同施設は、東日本大震災の津波で使用不能になった文化センターと市民会館の機能を集約した施設として計画。同市開成1の8ほか地内にある石巻トゥモロービジネスタウン内の敷地2万2322・2平方bに、RC一部S、SRC造4階建て、延べ1万3315・13平方bで建設する。内部には1250席(1階席818席、2階席432席)規模の大ホールのほか、300席(移動観覧席200席、スタッキングチェア100席)の小ホールを配置。このほか、博物館機能として企画展示室、常設展示室、市民ギャラリー、収蔵庫や、生涯学習機能として研修室計6室、キッズスペースなどを設ける。建築設計は建築設計は藤本壮介建築設計事務所、展示設計は乃村工藝社が担当した。
 工期は、3件とも2020年12月10日まで。

 提供:建設新聞社