日本工業経済新聞社(群馬)
2018/08/21
【群馬】前橋市が立地適正化計画でパブコメ9月
前橋市は、立地適正化計画策定に向けた市民説明会の開催結果とともに、9月に市民意見募集を行う考えを明らかにした。すでに公表されている都市機能誘導区域に加え、策定作業の中心となる居住誘導区域を合わせてとりまとめ、年度末に仕上げる運び。
市民説明会は6月から市内10会場で行われ、参加者数は合わせて565人。同時に実施したアンケートには525人が回答している。
アンケートでは計画策定の背景や計画の概要など約6割が理解できたと回答。また、居住誘導区域に関しては約9割が理解できた、やや理解できたとしており、7割強が内容について妥当、やや妥当と答えている。
また、居住誘導区域内に将来的に効果が期待できるものとして◇生活サービス施設の維持◇公共交通の利便性の維持−は回答者の半数以上が効果が期待できると回答。地域コミュニティの維持、公共施設・インフラの維持については3分の1が効果を期待できるとしている。
市民意見募集は9月12日からの1カ月を見込む。実施後は、意見を踏まえた計画の修正および庁内検討会、策定協議会で協議を行い、秋ごろの都市計画審議会による意見聴取を経て、居住誘導区域を設定する。