国土交通省岡山国道事務所は、国道180号「岡山環状南道路」整備事業の一環として、大福高架橋上部工事2件の一般競争入札を第3四半期にそれぞれ公告する。一括審査方式での発注となる。
JR宇野線をまたぐ高架橋で、本線と歩道橋を建設する。下部工事の進捗に合わせ、桁の製作と設置などの上部工事を進めていく。
大福高架橋の延長は約480b。今回の工事では線路上空部分を除き、線路の北側と南側に分割して、本線部分の工事を発注する。北側は延長159b、南側は延長194bで、幅員は9b。形式は鋼4〜5径間連続非合成I桁橋。工期は16カ月間の予定。
場所は岡山市南区大福地先。設計は大日本コンサルタント(岡山市北区)が担当した。
岡山環状南道路は、国道2号(岡山市南区藤田)から国道30号(岡山市南区藤田)に至る2・9`の道路。2016年度から本格的に工事が始まっており、暫定2車線で整備を進めていく。
総事業費は223億円。18年度事業費は35億5600万円で、このうち岡山市が11億8533万円を負担する。18年3月末の事業の進捗率は約47%。用地の取得率は約91%となっている。
「提供:建通新聞社」