彦根市は、市庁舎の耐震補強・増築・改修工事に係わる汚染土壌の除去に必要な土壌処理費等を盛り込んだ本庁舎耐震化整備事業費1億3933万1千円の予算化を図るため、今年度補正予算案として、あす(21日)開会の8月臨時市議会に上程する。
臨時議会は、21日の1日間を予定。補正予算案の可決を待って施工業者の選定作業を開始するとともに隣接する自治会への説明会を開催し(9月〜10月を予定)、11月〜来年1月にかけて汚染土壌の除去作業を進めていく方針。
8月臨時議会に上程する補正予算案(本庁舎耐震整備事業費)1億3933万1千円の内、土壌処理費は9767万4千円と積算。その内訳は、残土処分等に6570万円、汚染土壌の運搬に1705万円、水替工他に1081万円などとなっている。
彦根市では、市庁舎の増築部分に係わる工事現場の一部で土壌調査を行ったところ、基準を超える鉛および砒素が検出。県湖東環境事務所と協議の上、より詳しい状況を把握するために当該土地について今年3月に地歴調査を行うとともに、土壌汚染対策法に準じて10b格子に区画して、今年6月から7月にかけて土壌調査を実施。
調査の結果、複数個所で基準を超える鉛・砒素が検出されたため今回、有害物資の検出深度に応じて難透水層までの汚染土壌を処理する掘削・運搬処分等に係わる費用の予算化を図る。
提供:滋賀産業新聞