東北地方整備局鳥海ダム工事事務所は、ダム建設に関する基本計画を作成する手続きの一環として、県知事や関係利水者の意見を聴く手続きを開始した。総事業費は約1,100億円で、平成40年度までの工期で推進する。
同ダムは平成5年から実施計画調査に着手、型式は台形CSGダム、堤高は81mを想定している。建設の目的は建設地における計画高水流量780㎥/秒のうち700㎥/秒の洪水調整や、由利本荘市に対し新たに1日最大20,670㎥の水道用水の取水を可能にすること、同ダムの建設に伴って新設される(仮称)鳥海発電所において、最大出力990kWの発電などを行うことなど。
現在は環境影響評価書の縦覧を行っており、11月には関係行政機関との協議や事業評価を実施、31年1月に基本計画を告示する予定。
提供:秋田建設工業新聞社