徳島県企業局は、11日付で「川口発電所荷下ろしクレーン取替設計委託業務」を開始する。委託先はニタコンサルタント(徳島市)。2019年3月15日までの期間で業務を進め、早期整備に備えていく。
那賀町吉野地内の川口発電所にある1959年に設置した荷下ろしクレーンについて、老朽化対策でクレーン本体の他、制御盤、走行架線、レール・ブラケットなどを全面的に更新するもの。業務では、既設撤去や新設設計・製作から輸送・据え付けまでの工程を整理する他、撤去据え付けの順序や方法、主要機械等について計画略図等を作成するなど、施工方法も検討する。
更新するクレーンの仕様、能力などは既設と同程度を見込む。既設は容量13dの屋外用天井クレーン(製造者−石川島重工業KK)。揚程28bで巻き上げ速度は毎分8b、走行速度は毎分20bとなっている。また、巻き上げ用電動機(出力30`h)は、全閉巻線型起重機用誘導電動機で東芝製。
順調なら20年度の工事発注が見込まれる。
提供:建通新聞社