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　一般社団法人北陸地域づくり協会（近藤淳理事長）はこのほど、一般社団法人建設コンサルタンツ協会北陸支部との共催による「第１８回社会資本整備セミナー」を新潟市中央区の自治会館で開催し、約３００人が参加した。
　セミナーでは、北陸地方整備局の小山浩徳地方事業評価管理官が「最近の国土交通行政の取り組みについて」と題して講演。１８年度の予算概要や進行中の主要事業などについて説明したほか、建設業における担い手確保に向けた働き方改革や生産性向上に関連する取り組みを紹介した。
　この中で小山管理官は、求職中の若年層が完全週休２日制を重視している点を例に挙げ、建設現場における週休２日対象工事の拡大と重要性を説いた。また、若手技術者のモチベーションアップを目的とする表彰制度や、１７年の「けんせつフェア北陸ｉｎ新潟２０１７」の開催事例、管内のＩＣＴ活用工事・業務の状況を紹介し、参加者の理解を促した。
　続いて、富山大学都市デザイン学部都市・交通デザイン学科の金山洋一教授が「鉄道の再生整備が都市を救う」をテーマに、都市や経済に及ぼす鉄道特有の効果、持続可能な鉄道の再生整備を実現するための要件と方策などについて解説した。