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建通新聞社(静岡)
2018/08/17

【静岡】静岡県富士市 全小中学校の普通教室にエアコン

 富士市は、全小中学校の普通教室にエアコンを設置することを決めた。2018年度に委託する空調設備導入可能性調査の結果を基に、19年度にPFIかリース方式で事業者を選定し、19〜20年度で設置する。20年の夏には完了して稼働することを目標にしている。
 生徒の体調や学習環境の影響を検証するため、市内20校で教室内の温度、湿度を実態調査した。その結果、早急に普通教室へエアコンを設置する方針を、8月3日に開かれた定例の市長会見で明らかにした。
 計画によると、小学校503室、中学校238室の合計741室に設置する。想定では1室約300万円で、概算の総事業費は約22億円と見立てている。
 整備スケジュールは、9月補正予算で空調設備導入可能性調査業務の事業費を確保し、早急に着手する。この業務では、熱源(電気またはガス)や機器の選定、高圧受変電設備の状況、効率的な管理方法の他、整備手法について検討する。整備手法については、PFIかリース方式で短期間に一斉に設置する方法を採用する見通し。
 なお、現在の小中学校のエアコン整備状況は、校長室などの管理室やパソコン室などの特別教室の一部に設置していたが、普通教室には未設置で整備率は0%。特別教室の整備率も14・2%と低いが、設置するかは未定となっている。



提供:建通新聞社
(2018/8/17)

建通新聞社 静岡支社