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建通新聞社四国
2018/08/10

【香川】小豆特別支援 今秋までに基本計画を策定

 香川県教育委員会は、小豆地域特別支援学校の整備で基本計画策定業務を今秋めどに完了させる一方、池田小学校敷地周辺とみられる具体的な建設場所を早期に確定し、今秋以降に土地測量などに着手する考えだ。
 同特別支援学校は小学部・中学部を置き、施設設備で教室の他、自立活動室、作業学習室、生活訓練室、職員室や保健室などを整備する。当面通学で15〜20人程度となる見込み。寄宿舎は通学が可能な場所とするため設置せず、給食は地元強力を得て給食センターからの配送方式を検討する。
 昨年12月の設置方針の中で場所は日常的、継続的な交流と共同学習を行うために、小中学校の敷地内または病院の近くで、通学しやすい立地条件が必要だとして、小豆島町立池田小学校の敷地内と隣接地を候補に挙げた。現在、小豆島町が地元の意向を踏まえて、池田小学校に隣接する民有地も含めて具体的な建設場所を検討している。
 一方、県教委では今年2月に小豆地域特別支援学校整備基本計画策定業務を三野設計(丸亀市)に委託。今秋をめどに設計条件、施設整備の基本方針、校舎などの配置計画や必要な設備を盛る基本計画を策定している。
 並行して早期に建設場所を確定し本年度内に土地測量などに着手したい考えだ。7月県議会の文教厚生委員会では建設場所確定後に着手する造成設計に6カ月、造成工事には9カ月の期間を要する見通しを示している。
 2018年度に基本計画を策定後に、同年度以降の基本・実施設計、建設工事期間など、完成までに3〜4年後となることを考慮すると、完成目標は早くても20〜21年度となる見通し。

提供:建通新聞社