トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2018/08/10

【富山】本復旧は根固工など/神通川の堤防欠損で調査委/北陸整備局 

 「平成30年7月豪雨」の出水により神通川堤防が欠損したことを受け、北陸地方整備局は9日、要因分析と復旧方法に向けて神通川堤防調査委員会(委員長・大塚悟長岡技術科学大学大学院教授)を設置した。委員らは被災個所を調査した後、富山河川国道事務所大会議室で協議した。
 冒頭、あいさつに立った大塚委員長は「この場で堤防欠損の原因を議論し、対策に生かしたい」と述べた。今回の出水については、7月6日11時過ぎに河川巡視にて富山市葛原地先で堤防断面100メートルの欠損を確認。欠損個所の上下流約160メートルでも護岸・根固めブロックが流出し、被災延長は約260メートルに及んだ。被災メカニズムの検証では、堤防欠損個所の上流で河床洗掘が進行。護岸崩落で侵食が生じ、下流側に侵食が拡大した可能性が高いとした。
 本復旧では260メートルにわたり築堤や練石張護岸、根固工(根固め減勢含む)を施工する予定。

hokuriku