建通新聞社
2018/08/10
【大阪】健安研一元化施設 基本設計を随契で委託
大阪健康安全基盤研究所(健安研)は、新たな一元化施設の整備に向け、基本設計(工法・構造・設備)を随意契約により安井建築設計事務所(大阪市中央区)に委託した。本年度中に基本設計をまとめ、2019年度に実施設計に着手。20〜21年度の2カ年で工事を進め、22年度の供用を目指す。実施設計以降の委託方式については、デザインビルド方式などを含めて検討していく。
府と市は、府立公衆衛生研究所と市立環境科学研究所を統合し、17年4月に同研究所を設立した。
統合施設の建設計画では、旧健康科学センタービル(大阪市東成区中道1ノ3ノ2)を活用して整備する方針。大規模な改修工事の他、新棟の増築工事が見込まれる。同ビルの既存規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万9711平方b。
基本構想によると、改修して約1万2000平方bを確保する他、隣接する府有地に延べ床面積8000平方b程度の新棟を増築する。概算費用は約100億円。
基本構想の策定業務はニュージェック(大阪市北区)、基本計画は安井建築設計事務所が担当した。