国土交通省岡山国道事務所は、国道180号「岡山環状南道路」整備事業の一環として、大福地区の下部工事2件(第3・第4)を9月末までにそれぞれ発注する。
JR宇野線をまたぐ「大福高架橋」建設に伴う下部工事で、第3工事(線路の北側)では本線の橋脚2基と歩道橋の橋台1基・橋脚2基、第4工事(線路の南側)では本線の橋脚3基と歩道橋の橋台1基・橋脚2基を設置する。構造は鉄筋コンクリートで、本線では鋼管ソイルセメント杭(口径1200_)を、歩道橋では中堀鋼管杭(口径600_)を用いる。工期は8カ月間。
場所は岡山市南区大福地先。設計は大日本コンサルタント(岡山市北区)が担当した。
岡山環状南道路は、国道2号(岡山市南区藤田)から国道30号(岡山市南区藤田)に至る2・9`の道路。2016年度から本格的に工事が始まっており、暫定2車線で整備を進めていく。同南道路は、岡山市街地の外側を一周する延長約40`の「岡山環状道路」の一部を構成する路線。環状道路は国土交通省と岡山市が事業を進めている。
環状南道路の総事業費は223億円。18年度事業費は35億5600万円で、このうち岡山市が11億8533万円を負担する。18年3月末の事業の進捗率は約47%。用地の取得率は約91%となっている。
「提供:建通新聞社」