建設新聞社
2018/08/09
【東北・岩手】83.7億余で日立造船グループ/久慈地区汚泥処理センターの整備・運営
久慈広域連合は、総合評価一般競争入札となる「久慈地区汚泥再生処理センター整備・運営事業」について、日立造船グループを落札者に決定した。落札金額は83億7200万円。総合評価値は85・06。
グループの代表企業は日立造船で、構成員は宮城建設、下舘建設、アタカメンテナンス、中野衛生社となっている。
この事業は現在、岩手県久慈市夏井町閉伊口地内にある既存施設の老朽化に伴い、隣接町の洋野町中野第7地割尺沢30の10ほか地内約1万1512平方bに新たな施設を整備するもの。設計、建設から運営、維持管理に係る事業を一括して行うDBO方式により実施する。
処理能力は既存施設と同様の1日当たり105`g(し尿65`g、浄化槽汚泥32`g、有機性廃棄物8`g)。水処理方式は膜分離高負荷脱窒素処理方式(1段膜方式)とし、資源化には堆肥化方式を用いる。
設計・建設期間は2021年3月31日まで。運営・維持管理期間は21年4月1日〜41年3月31年までの20年間。 落札金額の内訳は、設計・建設が42億7400万円。運営・維持管理が40億9800万円。
今月下旬に基本協定を締結し、議会での承認を経て10月中旬にも事業契約を結ぶ予定だ。
提供:建設新聞社