神奈川県が2017年度に契約した条件付き一般競争入札工事1414件の平均落札率は93・12%で、前年度に比べて1・4ポイント上昇した。一方、工事系委託の条件付き一般競争入札は81・9%で、0・02ポイントのわずかな下落。第4四半期に限ると、条件付き一般競争入札は工事が前年度同期比1・51ポイント上昇の93・29%、工事系委託が0・43ポイント下落の81・9%となっている。
17年度の案件数は2398件。このうちの8割以上に当たる2000件(工事1414件、工事系委託586件)が条件付き一般競争入札。
その他の入札方式の平均落札率は、指名競争入札の工事(141件)が1・36ポイント上昇の93・29%、工事系委託(129件)が0・7ポイント上昇の82・76%となった。随意契約については、工事(67件)が1・31ポイント下落の96・23%、工事系委託(61件)が0・24ポイント上昇の99・43%。
○第4四半期 一般競争工事などの落札率上昇
17年度のうち、第4四半期の案件数は工事と工事系委託を合わせて510件。部局別の内訳は、総務局1件、環境農政局48件、県土整備局320件、企業庁101件、教育局3件、警察本部37件。
このうち、工事の件数は合計356件。条件付き一般競争入札案件は307件(環境農政局26件、県土整備局166件、企業庁82件、教育局2件、警察本部31件)だった。
指名競争入札工事36件(県土整備局31件、企業庁5件)の平均落札率93・7%は、前年度同期比で2・35ポイントの上昇。
随意契約工事は、総務局1件、企業庁8件、環境農政局と警察本部が各2件の合計13件。平均落札率は前年度同期に比べて0・12ポイント下落し、96・22%となった。
一方、工事系委託は合計154件。条件付き一般競争入札案件は127件で、環境農政局18件、県土整備局98件、企業庁6件、教育局1件、警察本部4件がその内訳。
指名競争入札は全13件が県土整備局の案件。平均落札率は81・82%で、1・77ポイント上昇した。
随意契約については、平均落札率が0・07ポイント下落の99・73%。案件数は環境農政局2件、県土整備局12件の合計14件だった。
提供:建通新聞社