日本工業経済新聞社(群馬)
2018/08/08
【群馬】群馬県メンテナンス協議会は市町村職員を対象に橋梁点検講習会を開催
群馬県メンテナンス協議会は2日、高崎市内のネクスコ東日本エンジニアリングのテクニカル・トレーニングセンターで市町村職員を対象とした橋梁点検講習会を開催、市町村職員など71人が参加した。参加者は、実際に使用されていた橋梁や模型を用いた体験学習などを通じて知識を深めた。
講習は座学と点検実習の2本立てで行われ、座学では耐震補強の必要性や橋梁点検に必要な技術について説明を受けた。参加者を4班に分けて行った点検実習は◇月夜野高架橋(塩害)、綱木川橋(RC床版の老朽化)の実橋試験体による損傷メカニズムの学習◇橋梁ジョイント模型や支承(地震被災)、鋼橋試験体を用いた点検ポイントの学習◇コンクリート試験体を用いた打音点検、鉄筋探査体験◇高速道路の舗装種別と橋梁防水工の舗装の学習−を行った。
同講習会は、橋梁などの長寿命化点検の取り組み支援の一環として、橋梁点検に必要な知識や技能、点検技術の伝承をさらに向上させることを目的に開催した。