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　花角英世新潟県知事と吉岡幹夫北陸地方整備局長との懇談会が７日、県庁で開かれ、週休２日制度やＩＣＴ（情報通信技術）などといった働き方改革に関し連携していくことを確認した。
　はじめに、吉岡局長は花角知事の就任に触れ「国土交通行政に詳しく、より一層（事業が）進むだろう。新潟は南北に広く可能性を秘めており、いろいろなチャンスがある」との認識を示した。一方、花角知事は日ごろからの防災減災、道路や港湾などインフラ整備に感謝の意を表した上で「活力ある安全・安心な新潟県づくりに協力してほしい」と要請した。
　懇談会は冒頭以外、非公開で行われた。吉岡局長は道路および河川、港湾整備のほか、防災対策、働き方改革を柱に協力を求め「どうしたら建設産業が地域の守り手になるか。若者の担い手対策も考えなければいけない」と強調。また、日本海沿岸東北自動車道（日沿道）朝日温海道路では「用地等の協力をお願いした」、花角知事は直轄負担金に対し「しっかり対応したい」と述べるにとどめた。吉岡局長は大河津分水路改修について「これから河口部の本格的に着工する」との見通しを示した。
　花角知事は県民の声を代弁するかのように「命と暮らしを守る対応をお願いしたい。社会資本整備予算をしっかり確保し、防災減災事業をもう１段高いレベルで進めてほしい」と訴えた。加えて、地域の建設産業に触れ「冬場の除雪や自然災害など最後に頼りになる。（建設産業が）持続可能となるよう適切な検討をしていただきたい」と強く求めた。