日本工業経済新聞社(茨城)
2018/08/06
【茨城】筑西市が下館駅前広場再整備/月内にも基本計画プロポ決定
筑西市都市整備課は下館駅の北口と南口にある広場の再整備を計画している。現在は基本計画の事業者を選定する公募型プロポーザルを進めている。書類審査後、今月22日にプレゼンテーション審査を実施する予定。8月中にも優先交渉権者を決定する見通し。基本計画を策定した上で、2019年度以降に設計などに着手していきたい考えだ。
下館駅前には市街地再開発事業で整備された北口広場(A約4100u)と、土地区画整理事業で整備された南口広場(A約4200u)がある。設備の老朽化や近年の利用形態の変化などを踏まえ、市は駅前の利便性の向上を図るため、広場の再整備に着手する。
再整備では、バリアフリー化や景観デザインなどを検討するとともに、広場内の渋滞を解消するため、良好な交通の結節機能や交流機能を兼ね備えた駅前広場を目指す。
審査を進める基本計画のプロポーザルの委託上限額は2328万円(税抜き)。履行期限は19年3月15日。
業務内容は広場の機能改善の検討、現状と課題の整理、利用者や関係機関などの意向調査、施設規模の算定、配置計画の検討、基本計画案の作成など。
審査後、9月にも優先交渉権者と契約を締結し、交通量などの現状の調査に着手。プロポーザルで提案された内容を基に、再整備の範囲や概算工事費などを検討し、基本計画を策定したい考えだ。