板橋区とJR東日本は8月6日、「板橋駅板橋口一体開発事業」の共同施行予定者に野村不動産(東京都新宿区)を選定したことを明らかにした。今後、3者で協定を締結し、事業計画を作成。事業施行認可の取得を経て2020年の本体工事着手を目指す。
事業は、区とJR東日本がJR埼京線板橋駅前にそれぞれ所有している土地を一体的に活用し、再開発ビルを建設するもの。事業場所の所在地は板橋区板橋1ノ15で、市街地再開発事業としての施行地区は面積約4340平方b。
建物の規模は地下3階地上35階延べ約5万3000平方bを見込む。ビルの高さは約130bを予定。主な用途は、商業施設と公益施設、住宅、駐車場など。
商業施設はJR東日本が運営し、下層部に配置する。中層部には、区が提唱するインターフォーラム構想に沿って、多用途に利用が可能な公益施設が入る。上層部は多様な世代が暮らす住宅として共同事業者が整備・処分する見通しだ。22年度のビル竣工を目指す。
工事は、JR東日本と共同施行者の共同発注となる。発注先には、地上25階建て以上の住宅ビルか商業ビル、複合ビルの新築と、営業中の鉄道路線に近接した地下3層相当の新築を実績として求める。
これまでに示したスケジュールでは、18年度内に都市計画決定と事業計画作成にこぎ着けるとしている。
提供:建通新聞社