一般社団法人福井地区建設業会(坂川進会長)は3日、福井市の不死鳥ふくいふるさと応援金に300万円を寄付した。今年の大雪などで、市の財政が苦境に陥る状況を一日も早く克服してほしいと願い行われた。
坂川会長から東村新一市長に寄付金を手渡しし、市長からは会長に感謝状が贈られた。市役所の市長応接室で。同席者は業会から副会長の山本厚、岩上博二2氏。市側は玉村公男総務部長、竹内康則建設部長、林岳宏未来づくり推進局長の3氏。
東村市長は「今冬の懸命な除雪だけでも感謝状に値し(さらに今回)寄付金まで頂き心からのお礼を。今後有効に活用し、大雪があっても無くても対応できる体制づくりを整えたい」と策定進める財政再建計画への意欲もまじえ、貴重な浄財に深く感謝した。
業会側は「日頃のご愛顧に感謝し、元気な福井市へ一刻も早く戻ってほしい」(坂川会長)などと願い、温かな思いを寄付金で表した。会員企業が市内に所在し、社員も福井市民が中心という郷土愛の一端を示した。
なお、福井地区建設業会は61年5月15日に設立。現会員数は182社で、地域社会を守る社会貢献活動も活発に展開している。今回の寄付により総額は1849万6838円となった。