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　国土交通省岡山国道事務所は、一般国道２号「玉島・笠岡道路」の�U期整備を進めており、六条院トンネルの掘削工事の一般競争入札を年内にも公告する。ＷＴＯ（政府調達協定対象）として、本局から段階選抜方式での発注となる。
　トンネルの延長は１１００�b。浅口市鴨方町六条院東〜六条院中までの区間で、ＮＡＴＭ工法（新オーストリアトンネル工法）により東側から終点まで掘り進める。工期は25カ月間の見通し。今回の工事は掘削などの土木工事で、貫通後に入口部分（坑門）の建設をはじめ内部の道路舗装や排水設備、照明設備、換気設備などの付帯工事を発注する。設計はオリエンタルコンサルタンツ（岡山市北区）が担当した。
　将来的には、２車線ずつのトンネル２本を上りと下りに建設する計画。今回は暫定２車線（対面通行）として、上り線側に１本のトンネルを建設する。
　玉島・笠岡道路は地域高規格道路倉敷福山道路（延長約55�`）の一部を構成する自動車専用道路で、整備延長は、起点・倉敷市玉島阿賀崎〜終点・笠岡市西大島新田までの13・９�`。このうち起点から浅口市金光町佐方までの４・５�`区間（�T期）では暫定２車線で２０１５年３月から供用を開始している。
　�U期整備（延長９・４�`）には12年度から用地買収や工事に着手しており、18年３月末現在の事業進捗率は約17％、用地進捗率は約89％となっている。現在、（仮称）鴨方インターチェンジの整備の他、佐伯地区での道路改良工事などが進められている。また、この先、西大島地区でのトンネル建設も予定している。
　�U期の全体事業費は５２９億円。18年度事業費は38億円で、このうち12億６６６６万円を岡山県が負担する。

「提供:建通新聞社」