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建通新聞社(神奈川)
2018/08/06

【神奈川】国交省横浜技調 本牧BC2岸壁一部整備の検討業務を委託

 国土交通省横浜港湾空港技術調査事務所は横浜港・本牧ふ頭BC2岸壁の一部整備に向けた検討業務を日本港湾コンサルタント(JPC、東京都品川区)に委託した。簡易公募型に準じたプロポーザル方式で委託先に選び、同社が提示した3500万円の見積金額を採用して7月31日付で契約を結んだ。BC1岸壁〜B突堤先端部間に延長117b、水深16bの桟橋式耐震強化岸壁を整備する方向でおり、業務を通じて最適な構造断面を具体化して2019年度以降の事業化につなげる。
 本牧ふ頭(横浜市中区)のBC2岸壁は14年12月改訂の横浜港港湾計画に位置付けられた。コンテナ貨物需要の増大とコンテナ船の大型化に対応させるため、B突堤の先端部3f強を撤去するなどして延長310b、水深16bの岸壁を整備。既設のBC1岸壁(延長390b、水深16b、桟橋式)と連続した全長700b・2バースのコンテナ船用岸壁として運用する。前面には水深16bの航路・泊地29・7fを確保する。
 このうち今回の業務は、B突堤の先端部を撤去せずに整備できる延長117b区間が対象で、水際の土留めから40b程度前出ししてBC1岸壁の法線と合わせる格好。土質資料の整理・解析や地震応答解析、地盤の液状化予測、地盤改良工法の検討などを進めた上で、BC1岸壁と同じ「桟橋式」を念頭に▽概算数量・工費▽安定性▽耐久性▽経済性▽施工性―などの面から最適な構造断面を具体化する。19年2月28日までに成果をまとめてもらう。

提供:建通新聞社