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建通新聞社四国
2018/08/03

【愛媛】愛媛県 災害関連7月補正予算 過去最大

 愛媛県は、災害関連の補正予算としては過去最大規模となる524億円を7月補正予算に計上した。予算内訳は7月19日に専決処分した46億円の他、一般会計が435億6039万円、特別会計が41億2171万円、企業会計が9977万円の他、債務負担行為として33億6868万円。
 内容は甚大な被害からの復旧を迅速に進めるため、被災者の生活支援に加え、農林水産業の復旧支援、社会基盤の復旧や二次災害防止対策。
 被災者の生活支援では総額52億0965万円で、仮設住宅の提供などに41億2171万円、建設業団体による土砂撤去や運搬などの支援に693万円、被災した事業主への雇用調整助成金上乗せに4810万円。
 農林水産業の復旧支援では総額141億2784万円で、農業用ハウスや機械などの導入や修繕支援に10億6765万円、JAなどの共同利用施設の復旧や整備支援に7億2446万円、鳥獣害防止施設の復旧支援に5393万円、被災農地のモデル的な復旧工法や整備構想図の作成に4300万円、耕地災害復旧に61億4239万円、林道災害復旧に37億8000万円、緊急治山事業に19億4859万円。
 社会基盤の復旧や二次災害防止対策では総額277億0698万円で、県管理道路の啓開や応急対策に3億4408万円、砂防施設の機能回復などに4億3821万円、河床掘削などに4億4800万円、砂防施設の整備などに82億1263万円、市町の崖崩れ防止対策支援に12億0916万円、公共土木施設などの災害復旧に170億3990万円。
 この他、県有施設などの復旧対策として7億3740万円で、県立学校施設の災害復旧に3億0695万円、信号機や路側標識など交通安全施設の災害復旧に4546万円、大洲警察署と菅田駐在所の災害復旧などに2億5512万円、県営住宅大洲東団地の災害復旧に3010万円、肱川発電所管理用道路の復旧に9977万円、債務負担行為として肱川発電所の更新に33億6868万円を計上している。

提供:建通新聞社