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建通新聞社四国
2018/08/03

【香川】NEXCO西日本四国支社 後藤支社長会見

 NEXCO西日本四国支社の後藤貞洋(ごとう・さだひろ)新支社長の就任記者会見が8月1日、同支社内で行われ、「安全・安心、快適な高速道路を24時間・365日提供」、「南海トラフ巨大地震に備えた防災・減災対策」、「高速道路インフラを活用した地域活性化への挑戦」の三つをテーマに重点的に取り組む考えを示した=写真=。特に、西日本豪雨により高知自動車道立川橋上り線の上部工(高知県)が流出した被害の発生について、近く学識経験者を主体とした委員会を支社内で立ち上げ、上部工の復旧だけでなく崩落した斜面対策や橋梁下部工の在り方などの検討を進める考えを示した。さらに委員会での検討や調査、対策を含めて復旧までに1年以上かかる見通しも示した。
 南海トラフ地震による大規模な被害想定を踏まえ、防災・減災対策ではこれまでの耐震補強対策や落橋防止装置などを推進する他、西日本で事例のなかった高知道立川橋被災について、「一日も早い復旧を目指す」との考えを強調した。
 この他、四国横断自動車道の建設、高松自動車道4車化の年度内の早期供用やスマートインターチェンジの新設も重点的に推進する。
 管内は4年半勤務した日本道路公団高松建設局での赴任以来2回目。着任早々、西日本豪雨災害対応に追われているが、「これも自らの試練の一つ」と実感する。
 後藤氏は1984年山口大学経済学部を卒業後、同4月に入社。10年10月中国支社山口高速道路事務所長、12年7月本社建設事業部用地担当部長、16年7月本社広報CS推進部長を経て現職。山口県出身、56歳。

提供:建通新聞社