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滋賀産業新聞
2018/08/03

【滋賀】湖南市 JR三雲駅周辺の都市再生計画

 湖南市は、計画している「JR三雲駅周辺地区都市再生整備計画」について、昨年から進めている用地買収が完了し次第、同駅南・北側整備工事等の発注へと進めていく考えだ。
 今年度、県から内示された社会資本整備交付金は1億4023万円で、同交付金を活用して近く用地買収を完了させる模様、年内までに▽駅南側広場工事(街路)▽駅北側整備工事(街路)を行う。発注方式については現在検討中。
 これに伴い、当初今年度に計画していた、▽旧東海道景観舗装工事▽駅前放置自転車対策業務▽防犯カメラ設置業務―などは、来年度以降へと先送りとなる見通しだ。
 13年の同駅利用客数は約1930人で、毎年約10人程度の利用者増加傾向にある。しかし、地域で見ると年間20人程度の人口減少傾向にあることから、利用者がマイナスに転じる可能性を秘めている。このため、三雲駅及び周辺の整備を一体的に進め、全ての住民が安心・快適に生活活動ができ、にぎわいのある魅力的なまちづくりを創出するための拠点づくりを行うことを目的に同事業を計画、例年、工事費を計上し、計画的に整備を進めているところで、昨年度・今年度で用地買収が完了するメドがついたことから、いよいよ各種工事が本格化する。
 市は、交付金を活用しながら同駅周辺整備を行うことにより、駅利用者数を来年度末までに1980人ベースまで伸ばすと同時に、駅利便性の向上による住み良いまちを印象付け、地域の減少傾向に歯止めを利かすことを目標としている。
 関連して、同駅周辺地区都市再生整備計画に含まれている駅南口及び北口の自転車駐輪場整備については、事業委託されている公益財団法人・自転車駐車場整備センター大阪事務所(大阪市西区京町堀1丁目6―2)の発注で、施工業者を真柄建設(石川県金沢市)に選定済み。4月完成を目指し工事を進めている。整備規模は、北口は、S造3階建、延242・34平方bの自転車361台程度の収容規模の自転車駐車場を、南口は、S造平屋建、約200平方bの自転車146台、原付バイク97台程度の収容可能な駐輪場を整備する。設計は、大和建築事務所(大阪市中央区)が担当。

提供:滋賀産業新聞