木沢記念病院などを運営する社会医療法人厚生会(美濃加茂市古井町下古井590、山田實紘理事長)は8月1日、ECI方式で建設する新病院「中部国際医療センター(仮称)」について、施工者選定プロポーザルを公告した。10月末までに施工者を決め、施工者は2019年秋の着工を目指し久米設計名古屋市支社(名古屋市中村区)が行う設計に技術協力する。
参加条件は経営事項審査の建築一式総合評定値が1500点以上。単体あるいはJV参加が可能としている。また施工実績として、08年4月1日以降に日本国内で一般病床数が200床以上、延べ床面積2万平方b以上の免震構造の病院新築工事完了実績があること(JV施工の場合は出資比率が50%以上)。
施工者選定のスケジュールは、10月9日までにプロポーザル資料を提出し、10月24日にヒアリングやプレゼンテーションによる選定を予定している。
新病院は美濃加茂市の「美濃加茂メディカルシティ構想」の核となる施設。計画規模は9階建てで延べ床面積5万平方bを想定しており、ヘリポートを備えた病床数502床の総合医療センターとして整備する。完成予定は21年度(22年4月開院予定)。
建設地は美濃加茂市蜂屋町上蜂屋字石塚地内。敷地面積は、美濃加茂市から取得した旧県生物工学研究所の跡地と同法人が所有する土地を合わせて約13万平方b。
美濃加茂市古井町にある現在の木沢記念病院は、新病院完成後に150床を残し、脳機能の回復改善を行うリハビリテーション施設として活用する方針でいる。
提供:
建通新聞社