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日刊建設タイムズ社
2018/08/02

【千葉】県立公園に民活導入検討/県公園緑地課/柏の葉でサウンディング調査/10月9日まで提案書受付

 県県土整備部公園緑地課は1日、「県立柏の葉公園の魅力向上に向けたマーケットサウンディング調査」の実施要領を公表した。都市公園法の改正を受けて、県立都市公園の魅力向上や利活用を促進するため、民間活力を活用した公園の整備・管理等の導入を検討。手始めとして利用者の多い「県立柏の葉公園」を対象に、民間事業者とのヒアリングによるマーケットサウンディング調査を実施し、公園の魅力向上を図るためのアイデアを広く募集する。
 事前説明会の参加申し込みを今月23日、現地説明会の申し込みを同31日まで受け付ける。同24日には県庁南庁舎2階で事前説明会、来月3日には現地説明会をそれぞれ開催する。
 ヒアリング参加受付(エントリー)及び提案書は10月9日まで受け付ける。その後、同17日から31日の期間でヒアリングを行い、調査結果を本年12月ごろに公表する。ヒアリングはアイデア及びノウハウ保護のため、個別に実施する。
 募集の内容は、公園の魅力向上を図るため、カフェ・レストラン、レクリエーション施設等の新たな公園施設の導入や、既存公園施設の利活用、イベント等のソフト事業の実施など。公園の特性を生かした幅広い提案を求める。野球場、総合競技場などのスポーツ施設については、ネーミングライツの導入に関する提案も併せて募集する。
 調査結果は県のホームページに掲載。実現性・公益性・有益性などを考慮して検討し、公募設置等指針を定めたうえで公園施設を募集する。ネーミングライツの導入等は、提案内容を参考に、今後の公募の実施を検討していく。
 同公園は1990年に開園したが、老朽化した公園施設への対応、飲食施設、売店、休憩等の施設不足などが課題になっている。このため、提案では公園に調和した便益施設、レクリエーション施設、スポーツサービス施設の導入等の提案を期待する。
 またネーミングライツは、施設のPRや公園サービスの向上につながることから、総合競技場や野球場及び庭球場等での導入を検討している。
 柏の葉公園の所在地は柏市柏の葉4―1地先。面積約45・0haの広域公園で、東葛地域のほぼ中央に位置し、柏の葉キャンパスタウン構想の中核エリアとなっている。園内は「緑の文化ゾーン」と「健康スポーツゾーン」の大きく2つにゾーニング。広大な敷地に芝生広場、多種類の樹木林、花壇など豊かな自然が楽しめる。主要な施設は、茶室松柏亭などのある日本庭園、桜の広場、冒険の砦、総合競技場、野球場、庭球場など。k_times_comをフォローしましょう
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