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建設新聞社(長崎)
2018/08/01

【佐賀】唐津市 新庁舎建設事業基本設計作成

鉄骨造7階建て・延べ1万6517平方b
  免震構造を採用

 唐津市は、新庁舎建設事業の基本設計を作成した。新庁舎の規模は鉄骨造7階建て・延床面積1万6517平方bで、免震構造を採用。機能性と利便性の高い庁舎、効率的で経済性の高い庁舎など四つの基本方針を掲げ、市民の利用頻度が高い窓口機能を1階、2階に配置する。環境負荷低減や省エネルギーに配慮した設備を導入し、大地震の際にも行政機能を継続できる庁舎となり、市民の憩いの場として(仮称)にぎわい広場を設ける。唐津市新庁舎イメージ
 建設地は既存市役所の敷地内(唐津市西城内1番1号)で、敷地面積は1万6012平方b。規模は鉄骨造(免震)7階建て・延床面積1万6517平方b(建築面積3187平方b)となり、機械式駐車場と議会棟跡地に新庁舎を建設する。
 新庁舎については▽機能性と利便性が高い▽効率的で経済性が高い▽市民の安全・安心を支える▽景観に配慮したまちづくりの拠点となる―の四つを基本方針として掲げ、市民の利用頻度が高い窓口機能を1階、2階に配置し、分かりやすいサイン、ユニバーサルデザインに配慮。また、環境負荷低減や省エネルギーに配慮した設備の導入によりランニングコストの縮減に努め、大地震の際にも行政機能を継続できる免震構造を採用する。
 各階の床面積は1階2981平方b、2階2620平方b、3―5階が各2542平方b、6階2275平方b、7階(最上階)1015平方bとなり、フロア構成としては1―2階に窓口部門を効果的に配置し、3階には防災機能と庁舎内の総合管理部門を設置。4―5階は執務ゾーン(都市整備部、財務部、農林水産部、水道局など)となり、6階には議会機能やラウンジ、テラス、7階に機械設備などを配置する。
 また、閉庁の際にも利用できるまちづくりホール(多目的ホール)や大会議室、市民ラウンジ、屋外テラスを設けており、様々なイベントなどでの活用を想定している。
 敷地内には新庁舎のほか、新庁舎北側に機械式駐車場を整備し、新庁舎東側には、お祭りやイベントの開催、災害時の駐車場としての活用を想定した(仮称)にぎわい広場を設置する。
 同市では、2018年度末に同事業の実施設計を終える見通しで、合併特例債の期間延長や東京オリンピック開催に伴う資材および人件費の高騰などを踏まえ、今後、本体建築工事などの発注時期を検討する方針。
ksrogo