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　無人搬送車（ＡＧＶ）等製造のシコウ（金沢市進和町１０番地、北村敏春代表取締役）は、金沢テクノパークで計画する「シコウ社屋・工場新築工事」について、９月に見積もり合わせを行い、施工者を選定する方針だ。
　進和町の現本社工場が老朽化に加え、手狭になったことから全面移転する。進出場所はトヨタ自動車向かい側の区画で、敷地面積は現在地の約２倍の約５２００平方メートル。
　計画によると、建設規模はＳ造３階建て延べ２５８４・３０平方メートル。１階に工場（３階まで吹き抜け）や事務室、２階に設計室や会議室、３階に食堂・講堂などを設ける。１階部分にはこれまでなかったＡＧＶのテスト走行エリアも備える。
　設計はＴ・Ｏ・Ｎ・Ｅ（同市小立野１丁目）で概ね完了しており、１０月の着工、来年夏前の完成を目指している。
　ＡＧＶは省力化・省人化対策として物流センターをはじめ、病院の食事搬送など非製造業の分野でも幅広く導入。新工場では、今後需要の拡大が見込まれる大型特殊ＡＧＶの開発・製造にも取り組む方針である。