秋田洋上風力発電株式会社(東京都中央区日本橋二丁目7の1、幾島渉代表取締役社長)は、秋田港と能代港で計画している洋上風力発電事業の施工に関し、海工事については鹿島建設・住友電気工業JV、送電線工事(陸上)はきんでんに決定し諸準備を進めており、今後、評価書の縦覧と許認可を待って平成31年4月の着工を目指す方針だ。
秋田港洋上風力発電事業では、秋田港の港湾区域内(約4ku)に定格出力4,200kWの風力発電機(風車)を13基設置し、最大54,600kWの出力を目指すもの。また、能代港洋上風力発電事業では、能代港の港湾区域内(約6.6ku)に定格出力4,200kWの風力発電機を21基設置し、最大88,200kWの出力を目指す。いずれの風車もブレード枚数は3枚で、ローター直径は117m、ハブ高さは89.5mの規模。
同社では、基礎杭(モノパイル)打設や海底ケーブル、風車組み立てなどの海上工事については32年4月から10月末までの工期で進め、33年春の運転開始を目指す。
提供:秋田建設工業新聞社