国土交通省土佐国道事務所は、高知南国道路の高知ジャンクション(JCT)〜高知南インターチェンジ(IC)の2020年度開通を目指し、18年度末までに橋梁下部工4件、橋梁上部工4件の一般競争入札を公告する。
下部工は、高知南ICランプ橋下部第5工事、同第6工事を1億円以上2億円未満の規模で年内に入札、両工事とも1基を施工する。五台山第5高架橋下部第1工事、同第2工事は、1億円以上2億円未満の規模で19年1月以降に入札する。高知南ICランプ橋に近い場所で、それぞれ2基を施工する。この工事で、高知南国道路の橋梁下部工の発注は全て完了する。
上部工は、高須第1、高須第2、高須第3の高架橋上部工事を、一括審査方式で19年1月以降に入札する。3件とも3億円以上6億8000万円未満の規模で、週休2日・現場閉所モデル試行工事となる。施工場所は大津バイパス(県道高知南国線)から県立美術館前までの区間で、高須第1高架橋が鋼3径間連続開断面箱桁橋延長133b、高須第2高架橋が鋼3径間連続ラーメン開断面箱桁橋延長132b、高須第3高架橋が鋼3径間連続ラーメン開断面箱桁橋延長147b。また高知南ICのAランプ第1橋上部工事は2億円以上3億円未満の規模で来年1月以降に入札する。PC6径間連続ラーメン中空床版橋で延長138b。
この他、五台山トンネル北側坑口に隣接する絶海池第2橋上部工事と、高知中央ICの西側に位置するA、Bランプ橋工部工事、東側に位置するC、Dランプ橋上部工事は四国地方整備局契約課が、10月15日開札で一般競争を公告している。
高知JCT〜高知南ICは延長6・2`。途中、大津バイパスとの交差部付近に高知中央ICを設置する。起点部と五台山トンネルを除き全幅9・5bの連続高架橋となり、現在、各所で下部工や上部工が進められている他、五台山トンネルの掘削も7月中旬から本格的に始まった。20年度の開通後は、先行開通区間と合わせ、高知自動車道と高知龍馬空港が直結することになる。
提供:建通新聞社