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日本工業経済新聞社(埼玉)
2018/07/30

【埼玉】県が18年度水資源功績者表彰

 県は26日に2018年度水資源功績者表彰式を庁議室で開催した。水の日(8月1日)と水の週間(8月1日〜7日)の記念行事として行われているもので、今回は彩の川研究会(新井勲会長)が表彰された。
  式典で奥野立副知事は「この水資源功労者の表彰は、水資源の保全や有効利用に関する普及、啓発、調査、研究など、県の水資源行政に顕著な功績を挙げられた個人または団体を表彰させていただいています。皆様方、彩の川研究会におかれましては、都市用水や農業用水の安定供給に川が重要な役割を果たしてきた歴史や、川と祭りなど幅広い観点から長年にわたって調査研究活動を行っていただき、その結果を報告書としてまとめられてこられました。調査報告書は公立図書館など98館に寄贈され、川の大切さ、川の歴史などについて、多くの県民が深く知る資料として大いに活用されています。こうした功績に対して感謝の意を込めて今回の表彰をさせていただきます」とあいさつした。
  新井会長は「彩の川研究会はことし20年目を迎えることになります。大変名誉ある賞をいただき、大いに励みになります。調査研究につきましては、川の持つ治水、利水に関し、また人、歴史などについて、今まで15のテーマについて報告書をまとめたところです。県内の98ある図書館に寄贈し、県民に対して川に関する歴史や文化について発信しているところです。また毎年現地調査を行っており、昨年度は埼玉県の治水と利水に大きく寄与する八ッ場ダムにつきまして、2回目となる視察をしました。さらに県の川のイベントに積極的に参加してパネル展示などを行い、普及、啓発活動を行っています。今後もさまざまな調査、研究をしてまいります」と述べた。