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　穴水町は２９日までに、能登ワイン（同町旭ケ丘）で計画する貯蔵施設整備に向けた実施設計業務について指名競争入札を行い、８４０万円で日本海コンサルタントに委託した。施設はＲＣ造の半地下構造で延べ約４９０平方メートル。来年１月末までに設計をとりまとめ、来年度の着工に備える方針だ。
　計画では、０４年に設立された能登ワインの需要増加に伴う生産能力拡大に対応するため、既存建屋の隣接地に貯蔵施設を整備する。常時７５０ミリリットルのボトル１０万本をストックできるスペースを確保する。施設は最終的に緑地で埋め戻して適温で管理できる環境を整え、光熱費の縮減にもつなげる。
　貯蔵施設建設に併せ、醸造タンクも増設する。現在１０キロリットル分８基と５キロリットル分２基を備えており、新たに５キロリットル分４基を追加する。
　施設整備には、農林水産省の「農山漁村活性化整備対策補助金」が活用される。