建通新聞社
2018/07/27
【大阪】大阪医療C設計 安井建築設計事務所が落札
国立病院機構大阪医療センターは、同センターの病棟建て替えに伴う基本・実施設計、耐震補強設計および工事監理業務設計業務の一般競争入札(WTO)を行い、安井建築設計事務所(大阪市中央区)が2億1600万円(税抜)で落札した。月内にも契約を結び、2020年度以降の工事に備える。履行期間は設計が20年6月30日まで、監理が同年7月1日〜24年12月27日。
同センターは1980年代に完成。許可病床数は約700床、職員数は約1300人で、外来患者は1日1000人に上る。施設老朽化などへの対応が課題となっている。
計画では、老朽化の解消と新しい医療に対応するため、敷地構内北側の空きスペースに新病棟(鉄筋コンクリート造9階建て延べ約3万1500平方b)を建設。既存施設は大半を残す形で耐震補強、改修して利用する。工事は2020年度以降に着手し、22年1月の完成を目指す。
建て替えに向けては14年に基本・実施設計・監理業務を同社に外注したが、埋蔵文化財調査で敷地内から後期難波宮の遺跡が発見されたため、設計作業を取りやめていた。所在地は大阪市中央区法円坂2ノ1ノ14。