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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/07/27

【茨城】県住宅課が桜川西アパート102号棟建設/早ければ11月にも公告


 県土木部住宅課は、桜川西アパート102号棟(16戸)の建設他工事について、早ければ11月にも総合評価落札方式の一般競争入札を公告する。建物の規模はRC造4階建て、延べ960u程度。工期は14カ月を想定。電気設備工事、給排水設備工事、ガス設備工事も順次発注する。総工事費は約3億円弱。実施設計は椛$建築事務所(水戸市)がまとめた。
 桜川西アパート(水戸市河和田町)の整備は、隣接する桜川西、桜川西第2、桜川西第2テラスの3つのアパート(2〜4階建て15棟157戸)を一つにし、9978・09uの敷地に桜川西アパートとしてRC造4階建て10棟160戸で建て替える事業。
 既存建物は整備後50年近くが経過し、老朽化が進んでいる。2013年度に基本設計を早川建築事務所に委託し、団地全体の建て替え計画について入居者に説明した。
 基本的には1棟を2年間で完成させるサイクルで進め、35年度までの事業完了を目指す。
 102号棟は、すでに完成し8月1日から入居が始まる予定の101号棟の西側に建設する。間取りは全て2LDK(59・15u)。
 今回発注する建設工事には駐車場(20台程度)や屋根付き駐輪場などの外構工事も含まれる。完成後に101号棟と接続されるため、102号棟にはエレベーターは設置しない。
 現時点では、早ければ11月ごろに建設工事を公告し、年内に契約を締結、年明けの着工を想定。
 電気設備工事および給排水設備工事は同時期、あるいは1カ月後ごろの公告となる見通し。ガス設備工事は随意契約。工期はいずれも13カ月。
 参加条件については、101号棟と同じように建設工事は県内本店、電気設備工事および給排水設備工事は水戸土木および周辺土木工事事務所管内に本店を置く企業が対象となりそうだ。
 建設に当たり、既存の桜川西第二テラスアパート2号棟(PC造2階建て、延べ278u)と同3号棟(PC造2階建て、延べ198u)は解体する。順調ならば9月ごろまでには一般競争入札で工事を発注し、年内には解体を終わらせたい考え。
 ただ、既存施設には住人がいるため、引っ越し作業の進捗によっては、これらのスケジュールがずれ込む可能性もあるもよう。
 なお、来年度は103号棟16戸の建て替えに向けた実施設計に着手する予定。構造や階数、延べ床面積は101号棟と同程度を見込み、予算が付けば20年度から建設工事を進めていく。