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建通新聞社(東京)
2018/07/26

【東京】都 清瀬、中野、青島の3特支 改築視野に基本計画

 東京都教育庁は清瀬特別支援学校と中野特別支援学校、青島特別支援学校の3校の改築・改修に向けた基本計画を作成するため、それぞれ希望制指名競争入札による業務委託手続きを開始した。いずれも老朽化した施設の改築を視野に入れつつ、敷地の現況や法規制などを踏まえて、大まかな施設の配置や規模、施工の内容や手順などを固め、概算工事費を算出する。7月27日まで希望申請を受け付け、8月21日に開札して業務を委託し、年度内に成果を得る。
 知的障害教育部門の小学部・中学部・高等部で構成する清瀬特支(清瀬市松山3ノ1ノ97、敷地面積1万9499平方b)には、既存の建物として1980年完成のA〜D棟(A・B・C棟が鉄筋コンクリート3階建て、D棟が2階建て、延べ床面積9837平方b)と、07年完成のE棟(同造2階建て延べ1948平方b)がある。老朽化している4棟の建て替えを想定しつつ、最適な事業内容や施設配置などの検討を進める。
 定員は小学部40学級・219人、中学部30学級・168人を想定。普通教室59室や音楽室、美術室、視聴覚室、職員室、会議・研修室、体育室、プールなどを配置し、施設面積として1万7189平方bを確保する。
 中野特支(中野区南台3ノ46ノ20、敷地面積9721平方b)は、知的障害教育部門の小学部・中学部・高等部で構成。79年に完成した校舎棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ9480平方b)の他、80年完成のプール更衣室(鉄骨造、107平方b)、88年整備の校舎増築棟(鉄骨造、476平方b)、06年完成の特別教室棟(鉄骨造、478平方b)などを配置している。限られた敷地面積の中で、老朽化した既存施設の最適な再整備手法を検討し、事業内容を方向付ける。
 定員は小学部24学級・117人、中学部13学級・69人、高等部24学級・162人。普通教室61室、音楽室や図工室、美術室、理科室といった特別教室、職員室、給食室・食堂、体育室、プールなどを配置する。施設の必要面積を1万7581平方bと見積もっている。
 青鳥特支(世田谷区池尻1ノ1ノ4、敷地面積9993平方b)は、知的障害の高等部単独校。既存の建物として普通教室棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ812平方b、74年完成)や管理棟(同造3階建て延べ2339平方b、76年完成)、特別教室棟(同造3階建て延べ782平方b、67年完成)がある。経済性や後年度への影響も考慮しながら、改築や大規模改修など最適な事業内容を探る。
 定員は高等部43学級で341人。普通教室43室や、音楽室や家庭科室、技術科室などの特別教室、職員室、食堂、給食室、体育室、プールなどを配置することとし、施設の必要面積を1万3822平方bに設定している。

提供:建通新聞社