高知県安芸土木事務所は、安田町小川の安田東洋線に明神口トンネルを建設するため、12月議会での承認を目指し、9〜10月にも一般競争入札を公告する予定。
全長679b、全幅7bで、起点側からの掘削となる。
県は工事費として、2018年度当初予算に2億円を計上し、20年度までの債務負担行為として17億円を設定した。本体工完了後、20〜21年度に舗装や設備などの工事を発注する。また現道タッチ部にある橋梁の架け替えにも着手し、早期の供用開始を目指す。トンネル本体設計はパシフィックコンサルタンツ高知営業所(高知市)、明かり部と橋梁の設計はサン土木コンサルタント(高知市)が担当。
安田東洋線では、国道55号交差点から馬路村中心部までの2車線化が進められており、明神口トンネルがある小川工区全体の延長は2242b。トンネル区間以外は、現道から安田川方面に大型ブロックを張り出し幅員を確保、急カーブを解消するための工事が進められている。
提供:建通新聞社