浜松市は、大阪北部地震を受けて実施した市内小中学校のブロック塀点検結果を公表した。39校のブロック塀で安全性に問題があることが判明し、このうち可美小学校(南区若林町1748)など6校では、ブロック塀が公道に面していることから早急に撤去する方針。市議会市民文教委員会で報告した。
調査は、ブロック塀がある小学校43校と中学校7校の計50校を対象に実施。このうち、高さが建築基準法に触れる2・2b以上あるものや控え壁が適切な間隔で設置されていないなど、小学校33校と中学校6校で安全性に問題があると判断した。
公道に面しているブロック塀は可美小の他、麁玉小(浜北区宮口262)と熊小(天竜区熊2153)、可美中(南区増楽町700)、舞阪中(西区舞阪町4601)、水窪中(天竜区水窪町地頭方366)の6校。市は、塀に近づかないように注意喚起の看板を設置しているが、できるだけ早く撤去するため現有予算で対応する方針だ。この他の33校でも撤去や改修を予定しており、早期の対応を図っていく。
提供:建通新聞社
(2018/7/23)
建通新聞社 静岡支社