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建通新聞社(中部)
2018/07/20

【愛知】名古屋市 船見P耐震化 中央コンサルで

 名古屋市緑政土木局は、船見ポンプ所の耐震化に向けた設計を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に委託した。納期は2019年1月31日。19年度にも工事着手する計画だ。
 船見ポンプ所は、地下のポンプ井と一部の配管室について、レベル2地震動に対して水流直角方向、水流方向でせん断耐力が不足している調査結果が出ている。ポンプ井は縦25b×横30b×最大深さ約8b(2井)。鉄筋挿入などによるせん断補強対策の詳細を設計の中で決める。場所は南区滝春町9ノ5。
 同局は、市内に50カ所以上所在するポンプ所のうち、重要なポンプ所と位置付ける5カ所の耐震化を先行して実施している。上屋と土木構造物について耐震性能調査を実施した上で、詳細設計を行い、工事発注を進めてきた。
 これまでに、鶴田ポンプ所(緑区大高町下塩田53ノ1)について17年度末までに耐震化を完了。荒子川ポンプ所(港区十一屋1ノ96)は、17年度に一部工事に着手、本年度も工事の発注を計画している。
 また、大高西部ポンプ所もポンプ井のせん断補強対策工を行う。ポンプ井は縦12b×横30b×最大深さ約7b(2井)。工事は複数年に分けて実施する計画で、本年度の工事は第2四半期に一般競争入札を公告する。工期は6カ月間。場所は緑区大高町川添4ノ2。
 戸田川ポンプ所は、耐震性能調査を丸栄調査設計名古屋支店(名古屋市中区)で実施中。9月末までに調査を完了させ、19年度以降の詳細検討に備える方針。同ポンプ所のポンプ井は縦25b×横40b×最大深さ8b。

提供:建通新聞社