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建設新聞社
2018/07/20

【東北・青森】青森駅舎・東西自由通路整備で青森市が県、JR東日本と工事協定締結

 青森市は、青森県およびJR東日本と、青森駅舎建て替えや東西自由通路整備などの工事について施行協定を締結したことを明らかにするとともに、東西自由通路の整備イメージや概算事業費を公表した。
 それによると、工事については、市の東西自由通路整備により現駅舎の撤去を要していることから、市がJR東日本に駅舎の移転・建替えを補償する形で、JR東日本が事業主体となり駅舎建て替えと東西自由通路整備を行うとし10月の着工、2020年度末の利用開始を目指す。現駅舎の撤去は21年度から着手する予定。
 概算事業費は、市が整備する西口駅前広場も含め約95億8000万円で市負担が41億6000万円、国の交付金が47億7000万円で、JR東日本が5億円、青森県が1億5000万円をそれぞれ負担する。
 東西自由通路整備は、柳川1丁目を起点および終点とし、延長は約170bで立体的な範囲は約110b、構造形式は地表式、幅員は6b、鉄道と立体交差する1カ所の歩行者専用道路などを含む半橋上駅舎として改築する。内部にエレベーターやエスカレーターを設置したバリアフリー対応の施設として整備するほか、外観は木調を主体とし、内観はリンゴ箱を積み上げたイメージとする。基本・実施設計はJR東日本東北工事事務所が担当している。
 また、西口駅前広場は、同市柳川1丁目地内の青森駅西側に駅前広場約8300平方bにタクシープールやバスプールなどを整備するもの。本年度で設計に着手予定で、21年度の着工、22年度の完成・供用開始を目指している。

 提供:建設新聞社