高知市は、大阪北部地震で学校のブロック塀が倒壊し小学生の女児が亡くなったことを受け、ブロック塀の緊急安全点検を行った。その結果、23校45カ所で「危険」と判定した他、現行の建築基準法に適合していないブロック塀を34校91カ所で確認した。
市によると、緊急安全点検は市内の小中学校や特別支援学校など59校を対象とし、6月25〜29日に実施。ブロック塀点検表により4段階で判定した。その結果、「安全」が2校2カ所、「一応安全」が7校10カ所、「注意が必要」が34校109カ所、「危険」が23校45カ所で、「危険」と判定した塀のうち道路に面しているのが18校33カ所にあるとした。
また、建築基準法施行例により「不適合」としたのは34校91カ所で、このうち29校57カ所が道路に面している=表=。
市では今後、補正予算で対応するなど、早急な対応を進める方針。
提供:建通新聞社