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建通新聞社四国
2018/07/20

【香川】香川道路メンテ会議 道路橋1060件点検

 2018年度の第1回香川県道路メンテナンス会議(会長・檜田幸伸国土交通省香川河川国道事務所長)が7月17日、香川河川国道事務所内で行われ、香川県と県内市町の2017年度の道路橋など点検結果の他、18年度以降の点検計画と地域一括発注などについて協議した。14〜17年度までの香川県内の国、高速道路会社、県、市町全道路管理者の点検結果によると、橋梁の健全度は四国全体と比べ高く、判定区分W(緊急措置段階・構造物の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高い)の施設は無い。18年度は道路橋で1060件、トンネルで7件、道路付属物166件で点検を実施する予定。
 14年7月の省令施行以来、道路管理者は全ての橋梁、トンネルなどを対象に近接目視による点検を行った結果、17年度まで四国全体で橋梁約81%、トンネル約76%、道路付属物等約75%の点検実施率。香川県は四国全体と比べ道路構造物などの点検率は低く、17年度末約62%。
 このうち、最優先で点検すべき、橋梁の17年度までの実施率によると、四国全体で緊急輸送道路の跨道橋は約89%。跨線橋約89%、緊急輸送道を構成する橋梁が約87%。香川県では緊急輸送道路の跨道橋は約94%。跨線橋が約84%、緊急輸送道を構成する橋梁が約93%と、四国全体に比べ跨線橋の点検率は低いものの、緊急輸送道路の跨道橋と緊急輸送道路を構成する橋梁点検は進んでいる。
 四国全体で道路橋、トンネル、道路付属物など17年度まで予防保全段階U判定が最も多く、全体の約6割。香川県も全体で判定区分Uが約5割強を占めるものの、健全の判定区分T(37%)は約4割。このうち道路橋の判定区分も約4割が健全度のTで四国全体に比べ健全度は高い傾向にある。また、判定区分W(緊急措置段階・構造物の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高い)の施設は無い。
 一方、18年度の道路橋の点検予定は国が71件、高速道路会社53件、県9件、市町927件の計1060件を予定。トンネルでは市町7件のみ。道路付属物などは国60件、高速道路会社27件、県54件、市町25件の計166件の点検実施を予定している。市町別道路橋の18年度点検予定と14〜17年度点検累計実施率は表参照。
 この他、地域一括発注の香川県からの発注は本年度は無し。県内では16年度に三豊市で1件の実績がある。

提供:建通新聞社