日本測量協会北陸支部(鹿田正昭支部長)は17日、18年度業務報告会・空間情報技術事例発表会を、新潟市中央区の学生総合プラザSTEPで開いた。
冒頭、鹿田支部長が「14年に北陸4県の持ち回りで始めてから、今年で2巡目に入った。事例発表会も回を重ね浸透しつつあるものの、もっと発表者を増やしたい」と呼び掛けた。続いて、同協会の高橋谷造常務理事が最近の動きに触れ「会員数が年々増え、6月時点で設立以来最大の数になった。皆さんの活動の成果であり、感謝する」と述べた上で「今年は測量の日制定から30年、来年は近代測量150周年と節目が続く。さらなる発展を目指し、ともに歩んでいきたい」と語った。業務報告では、北陸支部の小高充信事務局長が17年度の活動内容などを説明した。
引き続き、空間情報技術事例発表会が開かれ、各県から参加した約50人が新潟県の若手技術者4人によるプレゼンテーションを聴講した。発表テーマと発表者は以下の通り。
▽MMSを使用した緩傾斜地計測検討と液状化マップ制作について(オリス 荒木淳氏)▽空間情報技術のイメージアップと広がり(ナカノアイシステム 橋詰莉子氏)▽ゴルフ場3次元計測の課題発見(桑原測量社 小澤裕氏)▽UAV−SfMの応用事例(金井度量衡 松島翔氏)−。