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建通新聞社(岡山)
2018/07/18

【岡山】岡山市 桃太郎線LRT化基本計画策定業務の委託先を順調なら7月末から8月上旬に

 岡山市は、桃太郎線LRT化基本計画策定業務の委託先を順調なら7月末から8月上旬に決める。2018年度は基本計画を策定し、今後の事業の進め方などを検討する。6月補正予算で委託費3600万円を計上している。現在のところ、初期費用として見込まれている約240億円については岡山市、総社市、JR西日本の費用負担が決まっているだけで、今後の展開は未定としている。
 桃太郎線LRT化の実現に向けて、市内対象区間14・4`を対象に新駅の設置位置、整備の優先順位と各駅の線路を挟んで両側に設置を想定している駅前広場20カ所程度の概略設計、アクセス道路の検討、LRT化した場合に桃太郎線の敷設が想定される備前三門駅(北区下伊福上町)周辺の国道180号1・1`区間の道路予備設計などを行う。納期は19年3月29日。
 LRT化は、岡山市と総社市、JR西日本が同線の岡山−総社間20・4`を対象に整備し、新たに7駅を増設する予定。設備や車両などに要する初期費用は約240億円で、JR 西日本が約58億円(24%)、岡山市が約70億円(29%)、総社市が約21億円(9%)、残りは国庫補助を活用する。LRT化により、国道180号の渋滞解消や都心部流入交通量の抑制効果、利便性向上による交流、吉備路観光の活性化などが期待されている。事業スケジュールは未定だが、開業まで10年程度の準備期間を想定している。
 なお、総社市は、LRT化に向けた市内区間の基本計画策定業務について、岡山市が決める委託先と随意契約を結ぶ予定。

「提供:建通新聞社」