滋賀県警察本部が計画している草津警察署移転新築工事の建物規模が明らかになった。それによると、移転後の新庁舎の規模はRC造5階建、延4751・8平方b。これに車庫・霊安室棟(S造平屋建)、車庫棟(同)、マイクロバス・倉庫棟(同)、拾得物・証拠品・ゴミ庫置場棟(同)、自転車置場(同)、危険物庫(CB造平屋建)、オイルポンプ庫(同)―など延603・78平方bの付属関係が整備される。直接工事費は、想定14億3000万円。近く設計事務所を決定(8月7日入札)、これを来年1月中までに完了させ、その後、2019年度中ごろに施工業者の入札が行われる見通し。同12月に着工、2021年6月頃の完成を目指す。
現・草津警察署(草津市大路2丁目11―16)は、1969年に竣工し、平成はじめに一部改修を経たもので、約6000平方bの敷地にRC3階建、約2300平方bの建物と車庫・駐車場等で構成。OA機器導入や職員増加等に伴う狭隘化、施設の老朽化と耐震基準を満たしていないこと等により、かねてより建替え計画が上がっていたが、県の「公共施設等マネジメント基本方針」にリストアップされ、建替えが決定したもの。
移転先は、草津市野村運動公園向かいの草津市立人権センター(野村3丁目1―18、RC2階建、延713平方b)などを解体した跡地約7000平方b(用地の容積率は200%、建ぺい率は60%)。建築工事に備えて、敷地造成工事は19年4月から行われる見通し。発注は県警が執行する。造成設計は県土地開発公社から石居設計(彦根市)に委託され、10月末までの契約で進めているところ。また人権センターの解体工事は草津市が実施の予定。
提供:滋賀産業新聞