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北陸工業新聞社
2018/07/10

【富山】社会への発信の場を強化/技術士会北陸本部が年次大会 

 公益社団法人日本技術士会北陸本部(大谷政敬本部長)は7日、富山市のホテルグランテラス富山で、18年度年次大会を開き、活動の行動目標として、社会に向けた発信の場を強化していくことを確認した。
 北陸4県から約50人が参加。冒頭、大谷本部長があいさつに立ち、「年次大会は報告会ではあるが、皆さんから意見をいただき、会の運営に反映していきたい。大変革時代に対応するため、技術士制度の方向性や総合技術監理部門の活用、CPDの研修を含めた更新制度のあり方などが議論されている。本会の中には試験制度検討委員会もあり、地域の声を上げていきたい」と話した。
 議事では、17年度事業・収支決算、18年度事業計画・収支予算などを報告。活動の基本方針には、従来からの技術士制度の普及啓発、技術士の知名度向上・活用の促進に加え、「行動する日本技術士会」として、「国土整備」、「防災減災」、「地方再生」をテーマに、防災委員会をはじめとする委員会活動の強化を図っていく。
 具体的な行動目標として、防災・倫理・教育広報・事業の各委員会と3研究会、青年技術士交流委員会を中心に、技術士相互の交流と研さんの場を設け、社会に向けての発信の場を強化する。
 委員会報告では、倫理委員会と防災委員会、青年技術士交流委員会が17年度の活動状況を紹介。また、事業委員会の研究グループ報告として、(1)北東アジアとの交流拡大に向けて(2)日本海国土軸形成に向けて(3)地域産業の展開に向けて―の3テーマで、これまでの経緯や取組、今後の取組予定などが発表された。
 特別講演では、「日本一安全で安心して暮らせる地域社会の実現をめざして」と題し、富山県警察本部生活安全部長の福田敏彦氏が講話。北陸本部副本部長の佐渡正氏があいさつし閉会した。なお、前日の6日には、見学会も行われ、富山県美術館と不二越富山事業所を訪れた。

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