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北陸工業新聞社
2018/07/10

【石川】年度内に候補地選定/金沢市が新工業用地整備で/企業立地促進委 

 金沢市は9日、企業立地等促進委員会を市役所で開き、新たな工業用地の整備に向けた議論を開始した。市は今年度中に新工業用地の候補地を選定する方針を示した。
 同市が整備した工業団地は、安原異業種工業団地(分譲面積29・0ヘクタール)、金沢テクノパーク(同34・3ヘクタール)、いなほ工業団地(同10・7ヘクタール)、かたつ工業団地(同4・5ヘクタール)、金沢森本インター工業団地(同8・6ヘクタール)の5カ所あり、これまでにテクノパークを除く4団地が完売。県内外企業から市内立地の需要があり、新工業用地の整備を検討することになった。
 会合では初めに、山野之義市長が「年度内に一定の方向を示したく、スピード感を持って取り組みたい」と喫緊の課題であることを強調。有識者や商工業関係者らメンバー8人から、委員長には佐無田光金沢大学人間社会学域教授を選任した。
 当面のスケジュールによると、今年度に整備地区を決定し、来年度に基本設計、現況・境界測量、用地交渉に着手する方針。整備地区や規模等の選定では、庁内組織を設けて原案を策定し、同委員会に諮る。
 この日の意見交換では、委員から適地や価格、雇用、地盤、受入企業などに関する質問が出ていた。市の担当者によると、面積は最低でも既存団地程度は必要とした。
 次回会合は10月を予定しており、市は候補地の提示を検討している。

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