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建通新聞社(神奈川)
2018/07/12

【神奈川】神奈川建協 かながわ建設ガイダンスセミナー開催

 神奈川県建設業協会(神建協・小俣務会長)は10日、建設業のイメージアップと県内工業高校建設系コース生徒のキャリア教育の一環として、2018年度「かながわ建設ガイダンスセミナー〜街を創り、地域を守り支える建設業の役割と魅力〜」を横浜市西区の県立青少年センターホールで開いた。生徒や保護者ら約450人が参加した。有識者による基調講演と特別講義の後、会員企業の先輩技術者が、建設業に就職した経緯や、体験談などを語った。
 あいさつの中で小俣会長は、「建設業は自分たちが携わった仕事が未来にかたちとして残る素晴らしい職業。自然災害の発生時には真っ先に出動して、道路啓開や、その後の復旧・復興に力を尽くしている」と業界の果たす役割などについて説明。その上で、「今回の西日本を中心とした豪雨でも、地元建設業者が懸命に作業に当たっていると思う。皆、地域社会に貢献し、使命感とやりがいを持って働いている。今回のガイダンスでその役割と重要性を感じてもらい、これからの進路選択に役立ててほしい」と述べた。
 第1部の基調講演は、土木学会の塚田幸広専務理事が「国土・地域・インフラを守り築く土木技術者の誇り」をテーマに話した。自然災害が頻発する日本の国土を、建設業が守り、支えている現状などを解説した。
 第2部の特別講義は、ハタコンサルタント・降籏達生氏による「建設業は地球の彫刻家」がテーマ。ダムや橋梁など、大型インフラの整備に携わった自身の経験を基に、ものづくりの魅力について話した。
  第3部の「先輩からのメッセージ」では、会員企業の技術者を代表して、NB建設の千葉春波氏(建築技術者)、浅岡建設の鈴木勇気氏(土木技術者)がそれぞれ登壇。建設業に就職した経緯や苦労話、体験談を披露した。
 参加校は、神奈川工業、磯子工業、向の岡工業、小田原城北工業、藤沢工科、川崎総合科学の各高校。神奈川県建設産業団体連絡協議会(建産協・小俣務会長)との共催。

提供:建通新聞社