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建設新聞社
2018/07/11

【東北・山形】建設技術研究所を特定/山形市南沼原小改築PFIアドバイザー

 山形市は、「市立南沼原小学校校舎等改築事業PFIアドバイザー業務」の委託先を選定するため公募型プロポーザル方式により審査し、建設技術研究所を最優秀提案者に特定した。5日の審査委員会(委員長・阿部謙一教育部長)によるプレゼンテーション・ヒアリング審査を経て特定に至ったもので、近く契約締結する予定だ。
 民間事業者のノウハウを活用した施設整備を検討するためPFI導入可能性調査(担当=佐藤総合計画)を昨年10月末までに行った結果、より充実した施設を整備していこうという観点などから整備手法をPFIとした。
 南沼原小学校(山形市富の中1の1の4地内)は、RC造3階建てと軽量鉄骨造(プレハブ)2階建ての施設からなる延べ6065平方bの校舎(1971〜79年建設)と、S造平屋建て、延べ1033平方b規模の体育館(76年建設)で構成されている。
 老朽化に加え、児童数増加による教室不足が課題となっていることから改築を立案し、既存施設の道路を挟んだ北側にあるグラウンドおよび軽運動場の飯沢地内を建設地とする。施設規模については現施設より拡大して建設することを計画。校舎が延べ約8600平方bで、体育館は延べ約1600平方bを想定。
 PFIアドバイザー業務では、実施方針の作成や特定事業の選定、入札説明書の作成、要求水準書の作成、事業者選定委員会の運営支援などを実施するもので、履行期限は2019年12月28日までとなっている。
 今後のスケジュールについて、事業者選定は本年度末に公募を開始し、19年12月に事業契約を締結。20年1月から設計・建設工事期間で、22年11月の供用開始を目指す。

 提供:建設新聞社