大津〜城陽JCT間(12・2q)で新名神高速道路の整備を進める西日本高速道路鰍ヘ、用地取得は約90%完了し、2018、19年度で主要な本線工事を発注し終え23年度までの完成を目指して一気に進めていきたい考え。
先行して進んでいる上田上工事区では、大戸川左岸側で橋脚10基を整備する「大津ジャンクション西工事」に続いて、右岸側で本線およびランプ橋の橋台・橋脚約25基を整備する「大津ジャンクション東工事」を近く発注予定。同工事で橋脚が完成したところから取りかかる上部工(大戸川橋)は第2四半期以降に発注の見通し。このほか「寿長寿の里」近くで山城谷川を渡る橋梁の下部工(橋台・橋脚約5基)工事は11日付けで公示した。
一方、先に入札公示したが入札不調に終わった「信楽川橋下部工工事」(約400b、橋脚6基)は、秋以降に再入札する見通しとなった。信楽川橋は逆T式橋台4基、柱式橋脚8基、基礎工12基と、2連の5径間連続桁橋から構成する延長1338b高さ80b以上のハイピア橋。急峻な地形で仮橋を架設する進入路整備を行い下部工を建設する大規模な工事となる。
大石東町−大石中町間でトンネル約1qをNATM工法で整備する「大津大石トンネル工事」は、地元等との協議がまとまり次第、第4四半期にも公示し来年度初めに契約の見通し。同工事はトンネルと、併設する橋梁の橋台・橋脚約5基を整備する(全延長約1・5q)もので、約140万立方bを切盛土する計画。
また大石学区では、まもなく工事着手する進入路工事に引き続き、「大石小田原工事」として、橋台・橋脚約5基を含む約1qの土工区間工事を第3四半期に発注の見通し。
提供:滋賀産業新聞